大阪を出発してから5時間半、全行程の1/4も経っていませんが、全く退屈しないですね。
ディナー開始の放送が入り、僕らは食堂車へ向かいます。 すでに食事券はクルーに渡してあるので、席の予約券を持っていきます。 食堂車に入り、名前を言うと、席へ案内してくれます。無事に日本海側の2人がけテーブルに通されました。 まさか、ここで山側にある唯一の2人がけテーブルだったらどうしようかと内心ドキドキしていましたが、それは取り越し苦労だったようです。その席 は、最後に来た方になったようです。 さて、席につくと、ドリンクのメニューがあるので、そこから乾杯の飲み物を選びます。 無難にサッポロクラシックのビールにしました。優雅にワインでもよかったのですが、飲もうと思えばウェルカムドリンクとしていただいたものがある ので、あえて注文しませんでした。
今日、2009年夏のメニューはトワイライト運行20周年記念というとことで、運行開始当初のメニューをアレンジしたものとなっています。
○ ディナーメニュー
・地中海風海の幸タルト仕立て ソース・ヴィエルジュ
・北海道産北あかりの冷製スープとゼリーコンソメ
・すずきのポワレ ズッキーニと生ハムのクリーミーリゾット添え
・牛フィレ肉のステーキ シャスールソース 20周年のきのこと野菜添え
・赤肉メロンのスープ仕立てとアニスとミント風味のシャーベット
・コーヒーまたは紅茶
まもなく、ビールが運ばれてきます。続いて、一皿目のスープが運ばれてきます。
乾杯をして、フランス料理のディナーをいただくことにします。
赤肉メロンのスープ仕立てとアニスとミント風味のシャーベット コーヒー
トワイライトエクスプレスのフランス料理は12000円。
食堂車で食べられる夕食はこのフランス料理のコースのみとなっています。他に日本海懐石御膳と特製幕の内弁当(プレヤデス弁当)があります
が、これは各部屋に配られ、サロンカーもしくは部屋で食べることになります。 各皿が来るたびに、パンが一緒に運ばれてくるので、意外に満腹になりました。 1回目のディナーは17:30からだったのですが、この時間帯に日の入り時刻を迎えます。 8月中旬だったので、日没は18:25頃。ちょうど、進行方向左手は日本海の景色となります。 ディナーの間、太陽は徐々に沈んでいきます。 肉料理が運ばれてきたあたりで、今まさに日本海に沈もうとしている太陽を見ることができました。 日没の時間が、日本海の海岸線を走るタイミングと合っているこの時期は、トワイライトエクスプレスのウリが堪能できる期間でもありますね。 太陽が水平線に近づくにつれ、食堂車の客は慌しくなっていました。しきりに左側を見て、写真を撮ったりしていました。 日が沈むと、残りはデザートとコーヒーを残すのみ。 窓から少し目を離すだけで、あっという間に暗くなっていきます。 ディナー時間の印象ですが、クルーはそれぞれのメニューが食べ終わる絶妙なタイミングで次のメニューをサーブしてくれるので、目配りのきいた 対応だと感心しました。 また、車内の中ほどの席に座ったというのもあるのかもしれませんが、食事をするのに支障があるほどの揺れは感じませんでした。 カシオペアの食堂車は、白を基調とした明るい印象なのに対し、トワイライトエクスプレスの食堂車は、バブル期のような派手で重厚な印象を受け ました。これは車両のデビュー時期やコンセプトにもかかってくるので、好みが分かれるところかもしれません。 ディナーは17:30と19:30の2回、完全入れ替え制で、1回のディナー時間は約90分でも、時間が足りなくなることはありませんでした。余裕を持った 時間設定がされていると思います。
…日没の写真を狙っていたりしたため、食事の進みが少し遅くなってしまい、食堂車を出るのが最後になってしまいましたが(^^ ;)
その頃には、空いたテーブルから順次、2回目のディナーに向けてのテーブルセッティングが進められていました。 食堂車でのディナーが終わると、続いて2回目(19:30〜)のディナーのアナウンスがあります。 一旦、部屋に戻って、夜の景色を眺めながら寛ぐことにします。 夜は周囲が暗くなり、展望室からの眺めは、流れる景色というよりも、遠くの一点に消えていく信号の光を見ることができます。
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