トワイライトエクスプレス スイート乗車記 (3)
乗車当日


とんでもないプラチナチケットを手に入れたまではいいのですが、残る関門は、その列車が動くかどうか。
当日、大阪駅でその姿を見るまでは安心できません。

台風・大雨をはじめとした風水害、地震、その他沿線での障害、車両故障など、挙げたらきりがありません(笑)


こういう寝台列車の旅は、乗車までの間は楽しみで仕方がないものですが、一方で、実際に乗るまでは本当に走ってくれるか不安でした。精神衛
生上良くないですね(^^;)


実際、今回の旅行の最終日、北海道に向かっているはずのカシオペアが尾久車両センターに留置されているのを見ました。不思議に思って調べ
てみたら、上野への推進回送時に発生したブレーキ故障による運休との事でした。
この例のように、当日の出発直前に運休が決まることもあり、最後まで安心できません。



さて、そんな事を思いながら、当日を迎えます。


大阪駅の出発は12時03分ですが、入線は11時47分です。
入線を出迎えるため、大阪駅の10番ホームへ向かいます。



トワイライトエクスプレスは特急の発着ホームから発車します



事前に、車内での食べ物や飲み物を買い込みます。

腹ごしらえのための穴子寿司、スナック菓子、500mlペットボトルのお茶を持ち込みます。
が、結局、500mlのお茶は開けずに終わりました。

というのも、スイートとロイヤルの場合は、ウェルカムドリンク(ハーフボトルワイン、ウィスキー、オレンジジュース、紅茶、コーヒーの中から2つと、缶
入りの緑茶2本)の他に、お湯の入ったポットとお茶が運ばれてきます。また、モーニングドリンク(紅茶またはコーヒーから2つ)があり、さらに、ラン
チ、ディナー、朝食を合わせると、アルコール以外の飲み物は持ち込まなくても十分な量が確保されているように思います。




入線の10分前には大阪駅の10番ホームへ行き、入線を待ちます。


駅構内で、「回8001、3分です」との業務放送がありました。入線が少し遅れるようですね。
…ただでさえ停車時間が16分と短いのに、遅れてしまうと撮影の時間がない。カシオペアくらいゆったりしてるといいのにと思いますが、別の特急
も発着する関係もあるので、贅沢は言ってられません。




ついに来ました。


    
ゆっくりと入線            機関車はEF81-113


力強い重厚なEF81が深緑の客車を引いて、ゆっくりと10番ホームに入線してきます。

食堂車のスタッフは入線に合わせて列車に一礼をすると、荷物の搬入のため、慌ただしく準備を始めます。

僕らは先頭へ移動し、機関車と共に記念撮影。
到着してすぐに乗り込んでしまう人が多く、意外にも撮影に来ている人は少なかったですね。
順番待ちで長く待つこともなく、すんなりと撮れました。




先頭の写真を撮ったら、車両の外を撮影しながら、1号車へ向かいます。


  
     Bコンパート乗車口                          行き先表示  



  
トワイライトエクスプレスのロゴマーク         サロンカー「サロンデュノール」のロゴマーク



1号車 展望スイート



1号車側では、誰も撮影していませんでした。
メインとなるB寝台は5号車から前よりで、4号車はサロンカー、3号車は食堂車となり、2号車と1号車がA寝台という編成になっている関係からでし
ょうか。


ということで、写真を撮り、いざ車内へ入ります。


夢にまで見た展望スイートです。
通路の奥に、1号車1番のドアがあります。
そこを開けると…


展望スイート!



展望スイート室内  大阪駅構内のため、少し暗めです



靴を脱いで、中に入ります



その広さにまず驚きました。ツインベッドにリビングスペース、車体幅全てを占有した広い個室。
まるで、ホテルのツインルーム一室がそのまま電車内に再現されているかのようです。


出発してしばらくは、興奮覚めやらぬ状態で、室内の設備の確認と写真撮影をします。

続き 出発、車内改札


戻る
戻る


Copyright (C) 2010-2016 maruemon All Rights Reserved