トワイライトエクスプレス スイート乗車記 (4)
出発、車内改札


トワイライトエクスプレスの発車は12時03分。
ゆっくりと発進していきます。

トワイライトエクスプレスの車内ミュージックとしておなじみの「いい日旅立ち」は大阪を発車してすぐに流れます。


大阪を出て数分後には新大阪に到着します。
新大阪を発車してから、車掌さんの車内放送があります。


改札は1号車1番からなので、車内放送が終わって間もなく、車掌さんが改札に回ってきました。
すぐに部屋をノックする音が聞こえます。


車掌さんに乗車券と寝台券を見せます。
その後、車内設備の説明がありました。
乗車日は真夏の晴天ということもあり、空調は全開でも昼間は暑くなるとの説明がありました。実際、リビングスペースは日差しも当たるため、少し
暑いです。空調の調整スイッチは「開、半開、閉」の3段階で、時代を感じる回転式のツマミでした。
通路の空調がかなり効いているので、昼間は部屋のドアを開けておくとちょうど良い温度になります。

続けて、シャワールーム兼洗面台兼トイレ、オーディオ、照明の操作についての説明があります。

ビデオと音楽のサービスは13時から開始されます。スイートルームでは、大画面液晶ディスプレイとBoseのスピーカーが備わっており、快適に視聴
できます。放送される内容は日によって変わりますが、内容はパンフレットに記載されています。テレビ放送は見られません。

シャワールームはお湯が25分使えます。寝台列車のシャワー時間は1人あたり6分が標準ですので、比較的長い時間使えます。
カシオペアスイートは18分だったので、ここでも少しサービスの差が出ているのでしょうか。

部屋のカードキーを受け取り、操作説明を受けて、車掌さんの改札と部屋の説明は終了です。
カードキーは、出る時にリーダーに通してロック、入るときにもリーダーに通して解除。操作は簡単ですね。


    
個室のカードキー                          裏面



大阪を出発して15分が経ったころ、食堂車のスタッフが、ウェルカムドリンクと夕食の確認に来ました。

ウェルカムドリンクは、コーヒー、紅茶、オレンジジュース、ウィスキー、赤白ワインから一人一つずつ選べます。
今回は、二人で赤と白のワインにしました。

夕食の確認として、名前を伝え、食事券を先に渡します。席番号が記載されたディナー予約券はそのまま持っていていいようです。テーブルの準
備が出来次第、放送があるそうです。

また、翌日の朝食の確認もこの時点で行います。
和食と洋食があり、食堂車で食べられます。時間は6時45分、7時30分、8時20分の3回が設定されています。
スイートではルームサービスがあると聞いていたので、お願いすることにしました。7時30分の回が始まる前に持ってきてくれるようです。
また、モーニングサービスは、コーヒー、紅茶、オレンジジュースから一人一つずつ選べます。
ちなみに、洋食にはオレンジジュースが付くそうですので、それ以外が良いかもしれません。
朝食の代金は朝に支払いとなります。

    
食事予約券


新大阪を出発して、12:29頃、上りのトワイライトエクスプレスとのすれ違いを見ることができました。
昨日、札幌を出発してから23時間の旅路を終えようとしています。



上りトワイライトとのすれ違い




ウェルカムドリンクの前に、お茶セットが運ばれてきました。
お盆には、おーいお茶スリム缶2本、ティーパックのお茶とポット、おつまみが乗っています。ポットのお湯がぬるくなったら、食堂車へ持っていくと
換えてくれるそうです。
なお、カシオペアの場合は氷が付いていましたが、トワイライトエクスプレスの場合はお湯です。製氷設備が無いようなので、原則、氷のみの提供
はできないそうです。


    
 ポットとお茶                おーいお茶とおつまみ


他のサイト等でも指摘されていますが、おつまみが小袋一つそのままの形で出されるので、豪華寝台列車の雰囲気に合っていないのではないか
と感じましたね。小さな容器にでも入れてくれればいいのかなとも思いますが…。


間もなく、ウェルカムドリンクが運ばれてきました。



左2つがウェルカムドリンク(20周年記念ラベル仕様のワイン)



ワインのラベルは、トワイライトエクスプレス20周年記念の特別仕様でした。
乗車中に飲んでしまうと、おそらく酔っ払ってしまうので、帰ってから楽しむことにします。

ウェルカムドリンクは飲み終わったら通路に出しておくと、食堂車のクルーが適宜回収してくれるそうです。
他のルームサービスも同様に、空いた食器等は通路に出しておけば回収してもらえます。


しばらくは、リビングのソファーに座って、流れ行く景色を楽しみます。
遠く一点に収束していく景色が見られるのも、ここ展望室だけ。これほどの贅沢はめったに味わえません。


部屋には、シャワーセットが一式置かれていて、一人ずつ、写真の内容のものが使えます。持ち帰りも可能です。
なお、車内販売でも同様のシャワーセットを購入することができます。





12時38分、京都に到着しました。
ホームから写真を撮る人が意外にも多かったです。

京都発車後、車内販売が開始されます。この時間は、全国鉄道地図の販売の案内で、1部1000円で販売しているとの事でした。



京都を出発しました。写真を撮る人がかなりいました


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