新潟自転車旅行 -2日目-
<2007.4.28-5.1 Sat-Tue>
2007/4/29(日) 群馬県伊勢崎市〜新潟県南魚沼郡湯沢町
7:30頃に起床。靴はみごとに乾いていた。吹き出し口が近くにあるとこんなにも違うものかと感動。
朝食を済ませて、早速荷造りをする。今日も距離はそこそこあるので、あまりゆっくりしていられない。
以前の伊香保自転車旅行と同じルートを通って、前橋を経由して渋川へ向かう。
自転車を漕ぎ出す前から明らかに向かい風だと思われる風を感じた…。
今日は標高1000mを超える三国峠を通るので、できれば追い風、せめて無風であって欲しかったが、結局今回も向かい風に立ち向かうことになってしまった。
天気は晴れ。気温も25℃付近であり、快適な走行ができそうだ。

-(左)ホテル若松 (右)自転車セッティング完了-
出発は8:55。前橋到着は10:05、ここまでの距離は14.4kmだった。いきなりの追い風に気が滅入るが、15km/h程のゆっくりとしたペースで、膝をかばいながら進む。
小腹が空いたので、前橋のミスドにて少しドーナツを食べて補給する。しかし、この時点で膝に少し違和感が感じられた。この先が、非常に心配である。

-前橋駅前-
ミスドを10:35に出発し、国道17号線で渋川方面へ向かう。前回は既に前橋に来た時点で膝が限界近くに達していたが、今回は比較的いいペースで走り続けることができた。

-坂東橋を渡る 渋川は近い-
前回と比べて、所要時間は1時間以上も少なく渋川へたどり着いた。…といっても、速度としては大したことはないのだが。
渋川では、道の駅こもちにて休憩。ここで11:50、距離は31kmであった。天気は晴れ。しかし風も強く、暑い。
風がやや追い風であり、この後の峠越えが若干心配になってくる。

-(左)バイパス建設中 歩道から迷い込んだ (右)道の駅こもち-
そして、利根川を右手に見ながら、進んでいく。
軽いアップダウンを何度も通る。途中、シェルターのようになっているトンネルが何箇所かあり、テールライトをつけていないと車に引っかけられそうで怖い。
敷島を過ぎた辺りで、かなり膝も悲鳴を上げてきた。
まだ峠越えの上りにも差し掛かっていない段階でこの状況。ちょっと先行きが不安になってきた。
-(左)シェルターが見える (右)川沿いを進む-

-(左)上越線 (右)綾戸ダム-
沼田は間もなくというところで、膝がかなり危険な状態になってきた。沼田市内で昼食にしようと思い、とりあえず先へ進む。
13:45に沼田市の夢庵で昼食にした。休憩を兼ねて。ここまでの走行距離は50.3km。おそらく、まだ今日の行程の半分も走っていないだろう。
膝を休めつつ、ゆっくりする。だが、逆に冷房で冷やしてしまったようで、あまり状態は良くならなかった。14:50に出発。引き続き北へ進む。
しかし、さらに悪いことが重なり、強力な風が真正面から吹きつけてくる。
さすがにこのまま膝を放置していてはいろいろな意味でまずいので、通りがかりのカワチ薬品でテーピングを買って、巻く。これでしばらくは走れることになったのだが…。なにぶん、風のコンディションが良くない。踏んでも踏んでも押し戻される。すでにペースは気にせずに目的地にたどり着くことを第一に、確実に進んでいく。
上毛高原駅の手前で上越新幹線と交差し、上りに入っていく。ここからがきつい。勾配ではなく、膝が。。。
はるか先の山の谷間を見ながら、どこまで行けば峠なのだろうと思いつつ、とにかく前に進める。
猿ヶ京の赤谷湖に着いたのは17:00、ここまで67.6kmであった。陽もかなり傾いており、気温も下がってきた。ここで、長袖シャツを一枚着て、寒さに備える。まだ4月下旬ということもあり、夜になると気温はぐっと下がってくる。しかもこれから標高があがるにつれてさらに気温が下がる。特に下りに入ったときはかなり寒いことが予想される。

-(左)赤谷湖 (右)相俣のさかさザクラ-
赤谷湖の桜と、相俣のさかさザクラを見て、先に進む。
この辺りはもうひたすら上りで、ちょっと進めば自分の走ってきた道を見下ろせるくらいである。
30分ほど走ると、猿ヶ京温泉の関所に到着。ここまで70.1km。かなりペースダウンしているが、仕方がない。
この先には三国峠が待っている。関所付近で標高は手元の時計で685mを示していた。
しばらくすると、三国峠まで10kmとの標識が立っていた。カーブがなんと55箇所。途方もない数だったので、数えていたら途中で気絶してしまいそうだったのでやめた。

-(左)猿ヶ京から先に進む (右)「三国峠この先10km」の案内板-
10kmといえども、延々と上りを走るのはかなりの時間がかかる。そろそろ日も暮れてきており、街灯が自らの存在を主張するようになってきた。
車通りもほとんどなく、たまに一台通り過ぎていく程度。車が過ぎ去ってしまえば、辺りは静寂な空気に包まれる。

-(左)とにかく先へ進む (右)峠道-
と、突然藪の中からガサガサと何かが動く音がした。…猿だ。
日光の猿は観光客に慣れていて、襲い掛かってくるという話を聞いたことがある。もしかしたらこいつらも襲い掛かってくるんじゃないかとドキドキしながら猿の動きを伺う。
幸いにも道路を横切っただけですぐに脇の藪に消えて行ったが、ちょっと走ったらまた別の猿が…今度は集団でたむろしている。路肩のスペースに数匹。しかもみんなこっちを見てるよ。
とにかく進まなければ仕方ないので、猿の集団の動きをを睨みながらちょっと間を置いて走る。
…良かった。何事もなく通過。
追っ手が迫ってくる事はなかった。
さすがにこの上りをずっと走ってきた身にはつらい。そろそろ休憩をとりたかったが、辺りは薄暗くなってきており、さっきの猿の件もあるので、止まるわけにはいかなかった。ところが、逆に猿に気を取られたせいか、この瞬間だけは膝の痛みを忘れて走り続けた。
さて、辺りもすっかり暗くなり、三国峠を越える三国トンネルに着いたのが19:30のことであった。ここまでの走行距離は81.8kmであった。
三国トンネルの中で、県境の標識を発見。車で走っていたらまず見逃してしまうだろう標識だった。車も誰も走っていないので、写真にパチリ。

-(左)三国トンネルへ到着 辺りは闇である (右)新潟と群馬の県境はトンネルの中-
トンネルを出ると、さぁ爽快な下り。…寒い。ウィンドブレーカーを持っていたが、それを着てもなお寒い。というよりも、手が寒かった。
意外にも、三国トンネルを出た後が長かった。2箇所ほど、大きなアップダウンがあっただろうか。アップダウンの存在は地図からわかっていたが、これが意外にもつらい。
途中、ふと開けた場所があったと思ったら、見たことのある風景。…苗場スキー場であった。

-(左)新潟側は街灯がほとんどない (右)苗場スキー場-
最後に大きく下った後に、ようやく越後湯沢に到着。山間部とは言え、ここまでアップダウンがあったとは想像以上だった。
この時点でもう21:10になっていた。走行距離は109.2kmにまで伸びていた。
もう膝も限界に達していた。ちょっと踏み込もうものなら、針で刺したような痛みが走る。片方の足でなんとか進んでいく。
さらには、踏み込むどころか、ペダルに置いて足を回転させているだけでも痛い。まさに「限界」であった。
越後湯沢付近のマックで夕食にして、近くのセーブオンで明日の朝食を調達。そして、2km程先にある湯沢健康ランドへ。ここは冬にスキーに来たときに仮眠で使った健康ランドだ。2000円で一晩過ごせるのだから、かなりリーズナブルだ。
自転車を止めて荷物を整理していると、バイクのツーリングをしているという若い男性二人組に話しかけられた。
東北方面をぐるりと回ってきて、これから東京へ帰るそうだ。
いろいろと情報交換をしてから、宿…というか健康ランドへ入った。
早速荷物を整理して、温泉へ。今日の疲れが一掃…できればいいのだが、やっぱり疲れを取るには寝るのが一番。ということで、仮眠室へ向かったが、既に空いていないようだったので、畳敷きの広間で寝ることに。不幸にも毛布がすでになくなってしまっていて、何もかけるものがなく、バスタオルだけになってしまった。しかも、テレビの音がかなりうるさい。夜なんだから下げろよと思ったが、結局それは明け方までずっとつけっぱなしになっているのである。誰か最後の人消してくれよ…。
うとうとするも、何度も目が覚める。
眠りについたのはいつのことだろうか…。
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