北海道自転車旅行 -8日目-
<2005.8.27-9.7 Sat-Wed>


2005/9/3(土) 8日目 北海道小樽市〜滝川市〜芦別町




7:30に起床。雲が少し多いが、雨が降るような感じではなかった。
ひとまず着替えをして、昨日の湿りっぱなしの洗濯物を持って乾燥機へ。幸い、乾燥機は空いていたので、一番大きな乾燥機へ全ての洗濯物を放り込み、コインを入れて回す。その間に、朝食や荷物整理など、出発に備える。

洗濯物を回収して、最終的に荷物をまとめ、チェックアウト時間よりも少し早めにチェックアウト。今日もかなりの走行を予定しているので、あまり長居はできない。


    
-(左)小樽グリーンホテル …やはり荷物は散らかる   (右)ホテル外観-



自転車に荷物を積んで、走り出したのが10:00。今日は小樽を少し観光してから行く。

まず、小樽運河を目指す。
本当は夜に行くとよかったのかもしれないが、さすがに昨日は相当の疲れがあったので行くことができなかった。
しかし、日中でもそれはそれでいい景色をみることができた。

運河と倉庫が見えるポイントで、写真を撮る。近くには、ふれあいの泉というところがあり、水が流れていた。なんでも、小樽の水道水が流れているらしい。


    
-(左)小樽運河    (右)ふれあいの泉-



次に、小樽ビールへ。さすがに朝早かったので客足はほとんどなかったが、少し中をのぞいてみた。食事のスペースが奥に設けられており、入口付近はお土産が置いてあった。
せっかくなので、小樽ビールを購入。3種類ほどあったが、味に特徴がありそうなものを選んでみた。


   
-(左)小樽ビール外観                       (右)小樽ビール-



続いて、北一硝子へ移動。小樽運河からは少し距離があったが、自転車での移動だったので時間はかからなかった。
北一硝子といってもそこらへんにたくさんあったので、どこへ行ったらいいものかちょっとわからなくなってしまったが、とりあえずお土産の調達ということで、北一硝子のアウトレット店へ行ってみた。

店の中には皿やコップをはじめとしたガラス製品が所狭しと並べられていた。こちらはかなりの人で賑っていて、それほど広くはなかったが、店内を回るのには少し苦労した。


さて、次は小樽オルゴール堂へ。
店内にはたくさんのオルゴールが。廉価ものからアンティークな高級品まで揃っていた。ただのオルゴールだけじゃなく、ピアノの形をしていたり、写真立てと合体してたりと、なかなかバリエーションが豊富であった。

店内を回っていると、一番奥にあるパイプオルガンが印象的であった。ちょうど演奏が始まる時間だったので、少し聴いてみた。普段エレクトーンでパイプオルガンの音を使うこともあるが、実際の音色を生で聴いたのは初めてかもしれない。教会にでっかいのが置いてあるというイメージからか、パイプオルガンの音色には荘厳さを感じる。

ここでは、写真立てが一緒になっているオルゴールを買った。曲にはGLAYの「ずっと二人で」を選ぶ。
さすがにオルゴールセットを持って旅を続けるわけにはいかないので、宅配便で送ってもらう。ちょうど、北一硝子での買い物もあったので、それも一緒に梱包してもらうことにした。これなら、配送料も浮かせることができる。


    
-(左)北一硝子   (右)小樽オルゴール堂-



次に、オルゴール堂の近くにあるカフェ、銀の鐘へ。飲み物に使われている器を持って帰ることができるというちょっと変わったカフェである。器を持って帰れるというのだから、かなり値が張るものかと思っていたがそうでもなく、器にもよるが480円?程度とかなり良心的な価格設定となっている。

カフェの場所は3階にあり、店内のエレベーターから入る。そこは明るく開放的な喫茶店といった感じの雰囲気で、ベランダもあり、小樽の風を感じながらお茶することができる。

私はガラスのコップの紅茶にした。受け皿も一緒につけることもできるのだが、そのためだけに値段が上がってしまうのもなんなので、そこはコップだけにした。紅茶だけではなく、シフォンケーキのようなものも一緒についてきて、トレイにのせられて提供される。
私たちはベランダに移動し、涼しい風を感じながら一息つく。途中、雨がパラパラと降ってきたが、すぐに止み、本降りになることはなかった。

食べ終わったら、持ち帰り客専用の流しがあるので、そこでコップをかるく洗い、紙の箱に入れて持って帰る。ここでしまったと思ったのだが、また割れ物を増やしてしまった。…ko-1もそれは同じで、グラスを持て余してしまっているようだった。特に必要なかったのか、ko-1は私にそのコップをくれた。さきほどのオルゴール堂で発送手続きをしてもらった荷物と一緒に送ってもらうことにした。ちょっと迷惑だろうなと思いつつも、オルゴール堂の店員さんにお礼を言い無事に手配してもらうことができた。


    
-(左)銀の鐘      (右)ベランダからの景色-



さぁ、ここまできたら、後は今日の目的地へ向けて走り出す。
札幌までは、昨日の夜に走った道を戻る形になる。

暗くてわからなかったのだが、意外にも小樽近辺はアップダウンがあった。海面が見える分、どれだけの高低差があるのかが目に見えてわかったからだ。

昨日はかなりの向かい風にグロッキーになっていたが、今日は一転、追い風へと変わっている。…厳密にいうと風向きが変わったわけではなく、自分たちの移動する方向が逆になっただけなのであるが。
でも、昨日向かい風だったからといって今日追い風になるという保証もなく、両日とも向かい風という最悪の事態も考えられるのだ。今回はそんなこともなく、素直に同じ向きの風が吹いていた。


小樽を出たのが11:40であった。ここから、ひたすら移動の一日が始まる。
もうちょっと観光したかったが、なにせ時間が足りないので、ほどほどのところにして切り上げなきゃいけない。


アップダウンも越え、あとはほとんど平坦な道を走っていく。
12:50に北海道薬科の前を通ったので、その近くのローソンで休憩。

さらに走って行く。13:35に12号線が札樽自動車道と交差するポイントへ。ここから左折し、この有料道路の下の一般道を走っていく。ここまでの走行は29.4kmであった。追い風だったということもあり、比較的いいタイムだった。

左折してから10分くらい走ったところで、もう14時近くになっていたので、通りがかりにあった吉野家で昼食とした。
いつものように、目に付くところに自転車を止め、メーターを取ってカギをかける。


吉野家のような、食ってすぐ出る…という感じの店では滞在時間が短くなる。それはあたりまえか。吉野家を出発したのが14:20だった。引き続き、有料道路の下を走っていく。

一つ一つのインターを見ながら、まだかまだかと思いつつ、札幌中心部の北側を通る。
この辺りはそこそこの道幅で、走りにくいということはなかったが交通量が多い。東京や神奈川付近のそれとほとんど変わらないのではないだろうか。


さて、目的の滝川へ向けて進む最短距離は…275号線へ入ることだった。このまま直進してもたどりつくのだが、こういうときなので、余計な遠回りはできない。ということで、たまたま止まって地図を開いたところが275号線との交差点だった。ちょうど、雁来インターの地点であった。
すかさず左折し、275号線を北方向へ。ここで15:00、走行は42.2kmであった。


豊平川を渡り、しばらく走ると、いかにも北海道らしい景色が広がってきた。遠くに見える山々と、無限の模様を描き出す雲、見たことのない景色が飛び込んできた。


また、周りには花が咲き乱れる畑や、農作物が大きな畑で作られている光景を目にすることができた。見えるもの全てが新鮮で、北海道という大地のスケールの大きさを感じた。


    
-(左)美しい模様を描く空   (右)大地の大きさを感じる-



275号線は路肩が広く取ってあり、自転車は悠々と走れる。風もほとんど止み、無風状態になっていた。10分ほど走った後、角山交差点で野幌方面へ左折する。再び、周りは畑で囲まれる。

急に北海道らしい景色になり、自然の雄大さを感じた。…北海道らしいといのはどういうことかわからないが、少なくとも畑があって、はるか遠くまで大地が広がって…といった感じをイメージしている。これって思い込みすぎだろうか(笑)


   
-広がる畑-



さて、野幌駅へ向かう途中、野幌高校の近くにあるセイコーマートに立ち寄りつつ休憩をとった。ここでじゃがりこを購入。これ、パッケージがうまい具合にドリンクホルダーに入るので、走りながらちょっとつまむのに最適だった。

野幌駅手前で12号線に出た。左折して12号線と合流する。ここからは幹線道路のため、走りやすい。
江別駅付近を少し越えたところで、左手に石狩川を見ながら走る。


    
-(左)石狩川    (右)岩見沢方面へ長い直線-
 


岩見沢市へ入り、幌向駅へ。ここから、大きく前方に開けた直線道路となる。
17:05に上幌向駅付近到着。走行は72.8km。

この辺りの詳細な地図は持っていなかったため、岩見沢では、道路案内にしたがって、12号線をそのまま走っていく。…後から調べたところによると、市街地を抜けていけば最短距離となっていた。途中のコンビニで、クッキーサンドを買っていく。先ほど買ったじゃがりこの中へ少し入れた。これで、走りながらエネルギー補給ができる。…まぁ大した量ではないのだが。


日は傾き、辺りは薄暗くなってきたところで、いよいよ日本一の直線道路へ。JRの跨線橋を渡ったところにそれはあった。
この時点で18:35、走行は91.0kmだった。しかし、残念ながらko-1は気づかずに先を走っていってしまっていた。後ろから叫んだが、届かなかった。自転車を止めて、手早く写真を撮る。もう薄暗くなっていたので、携帯カメラのダイナミックレンジでは対応しきれずにちょっと潰れてしまったのが心残りだが、なんとか雰囲気は伝わると思う。



-日本一の直線道路-



そこから4kmほどで、美唄駅付近を通過。まだまだ直線が続く。
この付近ではもうすっかり暗くなってしまっていた。美唄駅付近の写真を撮った後、携帯をうっかり落としてしまった。写真用の携帯だったのだが、見事にローリングしながら道路を滑っていった。まだ傷なしだったので、ちょっとショック。北海道で変な思い出を作ってしまった。

さて、まだまだ直線は続く。
20:05に滝川付近を通過、走行は114.0kmだった。
空知川を渡ってすぐ、国道38号線との交差点の手前に、日本一の直線の看板があった。ここで、日本一の直線道路である29.2kmの道のりは終了。ko-1と写真を撮ることに。こちらは手書きっぽくて趣があった。


    
-(左)暗くなってきたので補正したらこんな絵に…    (右)とっぴーで夕食-



さらに少し進んだところで、調べておいた回転寿司、とっぴーへ。野幌でもあったのだが、昼食の直後だったので、経由地にある店舗にした。
20:45に滝川のとっぴーに到着。気温も手元の時計で14℃を表示しており、かなり冷え込んでいる。

回転寿司ながら、なかなかの味。北海道の人はこういうのを食べているのかとちょっと贅沢に感じたものだ。


21:45にとっぴーを出発。今日のビバークポイントは、芦別の道の駅。地図では、およそ30km程度。既に時間は22時近くになっており、この時間から30kmを走るのは初めてのことだった。


とっぴーを出て、そこからは国道38号線に沿って富良野方面へ。
道央自動車道の滝川インターがあったが、車通りはほとんどなく、広い道路を悠々と使うことができた。

国道と言えども、街灯はまばらで、ところどころにある集落らしき明かりが遠くに見えた。
自転車で走っている時には、飛んでいる蛾は見えなかったのだが、道路にはたくさんの蛾が轢かれていた。

赤平バイパスを過ぎて、空知川へ向かう下り坂の途中、道路案内板の示すとおりに左折すると、かなりの上り坂に出食わしてしまった。auのGPS機能を使いながら進んでいたのだが、さすがに坂道の勾配までは表示できなかったので、思わぬ坂道を走ることに。後で詳しい地図を見てみると、赤平駅までそのまま直進して行く勾配のない道があったのだが、走行中は気付かなかったので仕方がないということにしておこう。

茂尻駅付近で再び国道に合流。このまま、川に沿って東へひたすら進む。

芦別に近くなってきた頃、セブンイレブンを発見。ちょっと買出しに行こうかと寄ってみたが、すでに営業は終了していた。…まさに、セブン「イレブン」だったらしい。
その少し走った先の分岐に、スタープラザ芦別の案内板が。ここが、今日の目的地である芦別の道の駅である。
分岐の先に、24時間営業のセブンイレブンを改めて発見。かなり広い駐車場の中に、ぽつんとたたずんでいた。ここで、明日の朝食を含めて、買い物をすることに。
外のガラスには、光に誘われてきた蛾がたくさん止まっていた。


店内は暖房が効いていて、暖かい。外は14℃だというのに、来店する客は半袖が多いのには驚いた。北海道では、このくらいの気温でも半袖でいるのだろうか。昼間は20℃を超えて過ごしやすいというのもあるかもしれないが。

ここで、明日の朝食を買っておく。もはや今頃という感も否めないが、北海道の道路地図があったので、それを購入。一応、北海道のガイドマップを一冊用意しておいたのだが、バイクや車を対象としたものではなく、あくまで観光用のガイドブックだった。そのため地図も縮尺が大きく、幹線道路以外の道が載ってなかったので、少し使い勝手が悪かった。マップルを買ったのだが、これ、今までに寄ったコンビニでちょくちょく立ち読みした本である。都道府県別に一冊になっているので、移動する先々で、その県の地図が置いてあったので、非常に使い勝手が良かった。…基本的に立ち読みだったが(笑)


セブンを出て間もなく、道の駅「スタープラザ芦別」へ到着。時刻はなんと日付が変わっていて0:10だった。結局、今日の走行は148.5kmであった。
とっぴーを出発してからというもの、あの時間から寒い中27km以上も走ってきたと思うと、かなり過酷な走行だった。考えてみれば、小樽を昼前に出発したので、この時間帯になってしまったのもある意味仕方がなかったのかもしれない。


さて、道の駅をしばらく物色して、テントを張るのに適当な場所を探す。
なんと、建物の横に芝生のスペースがあるではないか。芝生の上に設営することにした。

ko-1には、大学からテントを借りてもらっていたのだが、8日目にして初の設営である。設置、解体が面倒だということもあって使う機会がなかったのだが、ここへきてようやく使うことになった。
建物から少し離れたところで、設営を開始。ko-1のアドバイスで、順調に組み立てられた。

テント関係の荷物は、本体をko-1が、銀マットを私が持って行く形になっていたのだが、今日になってはじめて銀マットの使い方を知った。てっきり、テントと地面の間に敷くものだと思っていた。…中に、敷くものらしい。

テントはちょうど2人が横に並んでぴったりのサイズだった。足元にも少し余裕があるので、いくらか荷物を中に入れることができた。

さて、一通り準備が終わったら、近くのトイレを利用して身支度をして、寝る準備。そこのトイレに音楽がかかっていたのだが、なかなか耳に自然に入ってくるメロディで、印象深かった。…といっても、実際はどういうメロディだったかは覚えていないのだが。このトイレ、後から知ったのだが、星の形をしていたらしい。全く気づかなかった。

1時前くらいだっただろうか、支度も終わり、寝袋も準備して、寝る体制。その前に、今日の記録を簡単に。自転車のライトの明かりを間接照明にしながら、軽く書き物をして、就寝。
テントの中ということもあり、ぐっすり寝る事ができた。
…ko-1は、もしかしたら私のいびきにやられていたかもしれない(^^ ;)


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