富士山自転車旅行 その4 -2日目-


2001年8月12日(日) 2日目  山梨県富士吉田市〜富士山五合目


8時30分頃起床。ホテルの食堂にて朝食を食べる。…しかし、どうなんだろう、何の疑いもなくホテルの朝食を頼んでいたが、自分で買って食べるほうが安上がりなのだろうか。でも、眠い朝に温かい食事を用意してくれているのだからよしとしよう。

チェックアウト時間ぎりぎりの10時にチェックアウト。裏に止めてあった自転車に荷物をセッティングし、5合目へ向けて出発。問題の天気は…晴れていた。富士山の姿は微妙に雲に隠れて見えないが、夏のジリジリとした日差しが私たちを照り付けていた。

河口湖インター付近でスバルライン方面へ左折。ここからまさに5時間の上りが始まる。
ゆるい坂を上がっていき、スバルラインゲートにて通行料を支払う。自転車も通行料がかかるのだが、有料道路を自転車が走っているというなんだか特別な感覚がいい。

さて、この先はいたるところで休憩を挟みながら、すこしずつ登っていく。前回も書いたが、最悪ずっと押して歩いても夜には着くので、焦って先を急ぐこともない。

1合目には12:55、走行13.9km
2合目には13:55、走行17.4km
樹海台駐車場には13:55、走行19km

これを見てわかるように、歩いたほうが早いのではないかというくらいの速度である。うん、もしかしたら歩いたほうが早いのかもしれない(笑)しかし、なぜ自転車で行くかというと、帰りの下りが楽しいからである。爽快に風を切って駆け下りるあの感じがいいのだ。

樹海台駐車場にて、休憩。持ってきたパンとハチミツで昼食とした。樹海台駐車場にはトイレもあるのだが、虫さんがたくさん住み着いているらしく、用を足すのにはかなりの度胸が必要だった。
真夏の日差しが照りつける中、ここで20分ほど休憩し、さらに進む。

3合目には14:40、走行21.2km
大沢駐車場には15:40、走行25.7km

高度が上昇するにつれて、辺りの景色も変わっていった。まさに、山へ来たという感じで、視線とほぼ水平に雲が見える。また、辺りの植物も、麓ではあまり見られなかった可憐な花が咲いていて、心和む風景だった。

さて、大沢駐車場には売店らしき施設があるのだが、いかんせん今の時期は交通規制中で一般車両が通行しないために、売店も休業しているようだった。時期的にはお盆が近いし、書き入れ時だとは思うのだが、やはり一般車両が通らない分、営業してても意味がないのだろう。
私たちは近くにあった自動販売機にて水を調達。もうまもなく5合目なので、水を調達するほどでもなかったのだが、天気が天気だけに、かなり水分が飛んでいたし、疲労もかなり溜まっていた。

ここから5合目まではラストスパート。5合目直前を除いては、ほとんど平坦に近く感じるほどの勾配で、数時間ぶりにギアを重くして走った。やはり、今まで一番軽いギアで急勾配を走ってくると、ゆるい坂になったとたん、非常に楽に感じるものだ。実際はしっかりと上り勾配なのだが、下りではないかと錯覚してしまうほどである。

5合目が見えてくると、急勾配が目の前に姿を現す。これを越えれば、5合目に到着する。
最後の坂を上がりきり、到着。時刻は16:35であった。走行距離は32.7km

早速、郵便局の前の看板で記念撮影。今回も無事に5合目へたどり着いた。

今回も雲上閣に素泊まりという予定なので、雲上閣のスタッフへ用件を伝え、事務所に案内してもらう。そこで今日の宿泊料金を支払う。
さらに、自転車の置き場所について聞いてみたら、なんとお店の中に置いていいとのこと。スタッフの方は店の向かって右正面に案内してくれた。そこから、窓を開けてくれ、自転車を中に入れた。これでいたずらされる事も無く、完璧な保管環境だった。なんて対応のいい人たちなんだろうと優しさに感激しつつ、私たちはこの後、上階へ行き、荷物を置く。

通された部屋は、去年と同じく広い畳の部屋だった。例によって、布団がぽつんと置いてある。今回も、他の宿泊者が同室になることもなく、広々とした気分で一泊する事になった。

雲上閣は、宿泊客だけではなくツアー客の食事も用意しているらしく、二階の食堂では、忙しく食事の準備が行われていた。私たちもその後、食事に案内された。
また、水がないという富士山特有の事情から、トイレは泡で洗浄するタイプで、今までに見た事のないトイレで驚いた。手洗い用の水もわずかしか出ず、洗顔するだけでも一苦労であった。…いや、本来はウェットティッシュなどで対処するべきなのかもしれない。

荷物も降ろし、落ち着いたところで、明日必要な資材の買出しへ行く。…と言っても、杖くらいだけど。その間に、郵便局をのぞいたり、いろいろなおみやげ店を見たり、食堂を見たりしていた。やはり物価が高い。一食1000円は下らないだろう。下から自分で持ってきたほうが経済的である。

ちなみに、5合目の気温はおよそ20℃前後。真夏でこの気温は非常に快適である。むしろ、少し肌寒いくらいだ。一般的に、標高が100m上がると0.55度気温が下がるというから、山頂はさらに8℃近く下がる計算になる。でも日差しは真夏なので、太陽が出ていれば体感温度はかなり変わってくるだろう。

明日は、去年より少し早めに出発する予定だ。睡眠時間を逆算し、6時間は寝るようにした。

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