京都自転車旅行 -3日目-


 2002年8月26日(月) 3日目 愛知県名古屋市〜滋賀県草津市

8時頃目が覚めた
と、洗濯がどうなったんだろうと思い、一瞬で眠気が飛んだ。
…聞くと、ko-1が昨日私が寝てしまった後に持ってきてくれたらしい。ありがとう…。さすがに水で洗っただけなので微妙な香りがする。う〜ん、これはもう一度ちゃんと洗濯しないと厳しいかなぁ。

さて、1階へ行き、セルフサービスの朝食へ。
コンビニおにぎりやスープ、パン、お茶、コーヒーなどバラエティに富んでいて、これも宿泊費に入っているというから驚きだ。私たちはこの先いつ昼食になるかわからないし、何より一日中自転車に乗るためにエネルギーを消費するので、ちょっと多いかな…というくらいいただいてしまった。一応持ち出しさえしなければいいらしいので。


朝食の後は、部屋に帰って支度をする。目標の時間に間に合うように急ぐ。フロントでチェックアウトしていざ出発。と、フロント横に地図があったので、今日のルートを確認していると、フロントの方が「どちらまでいかれるんですか?」と話しかけてきた。「京都まで」と私たちは答える。

しばらく話した後、「お気をつけて」と。やっぱり自転車で来るのは目立つんだろうなぁ。しかもわざわざ話しかけてくるとは気さくな人だなぁと思った。頭の中に地図の重要部分だけを叩き込み、地下の自転車へ向かう。

荷物をセットし、3日目、琵琶湖へ向けて走り出す。出発9:45

一泊1人当たり約3500円(ツイン一部屋7000円強だった)という格安ながら、対応のいいフロント、セルフサービスの朝食つきというこの上ないホテルだった。またこの辺りを通る旅をすることがあったら、ぜひ利用したい。


さて、昨日は左折してホテルの地下駐車場に入っていったのに、何を思ったか駐車場から出て右に走り出してしまった。しかもしばらく走り、左折したあたりで昨日走ってきた道で、進行方向と逆を進んでいたことに気付いた。すかさず地図を取り出して確認する。

現在地を確認して、進路を確認。国道22号線に乗る。ここから岐阜県に入るまでずっと22号線に沿って走っていく。


走り出して間もなく、名古屋城が見えてきた。せっかく名古屋に来たのだからと、とりあえず近くまで行ってみることにした。周りの交通はかなり多く、道路横断でも一苦労であった。
さて、名古屋城の見学にはやはりお金を払わなければいけないらしく、時間もお金もない私たちは門の前で写真を撮るにとどまった。写真撮る時に警備員さんが寄ってきた。写真撮影禁止なのかと思ったら、通行の邪魔になるから端に寄ってくれとのこと。広いのだから大して邪魔にならないと思ったのだが、ここで警備員さんに反論しても仕方がないので、私たちは自転車を端に寄せて写真を撮った。


用が済んだら再び国道に戻り、岐阜を目指す。今日も天気は快晴。真夏の太陽が元気に輝いている。

地図では名岐バイパスというのがあり、どうも自転車は通れそうにない。よって、今日の朝緊急でルートを変更して走ることにした。一宮インターの先を左折し、あとで21号線と合流しようと考えた。この方が距離も短かったからである。

22号線を走っていると、1ヶ所、自転車が本線から排除された。しかし並走するように道があったので、そこを進む。またこのとき22号線は工事中で、車線が狭い上に大型トラックが多数往来しており、たびたびクラクションを鳴らされた。歩道に逃げたかったが、段差が多かったため、走りにくさを考えて、歩道に上がるのも少しためらわれた。


途中一ノ宮インターを過ぎた辺りでコンビニに寄り、水を1リットル購入。そして住居表示や信号の表示に気を付けながら、左折ポイントを曲がる。尾張一宮駅付近の込み合った複雑な道を抜ける。尾張一宮駅付近は地図を頼りに進むといいかもしれない。その後は新幹線と並走するように走っていく。


  
  −木曽川の土手−                  −岐阜県へ−



ここで大きな川を渡った。木曽川であった。時刻はちょうど12時で、日差しが真上から照りつけていた。この時点で走行30km。            

木曽川を渡り終えると、すぐに岐阜県羽島市の表示が見えた。ついに岐阜県までやってきたのである。
名古屋から大きなアップダウンはなく、実に走りやすい道だった。これから大きなヤマが控えているのだけれど。

気温こそ高いが、走ってて風がある分昨日よりはかなり楽だった。長良川、揖斐川を越えて大垣方面へ向かう。
木曽川を越えてから30分で揖斐川に到着

大垣には13時に到着。コンビニで軽く腹ごしらえをして、これからの山越えに備えた。ここまで走行43km

大垣を出発し、今日の山越えへ。地図を見た感じでは県境あたりでピークがあるだけかと思っていたが大間違いだった。

大垣の先で21号線に合流。やや狭くなった道を走っていく。左手に新幹線、右手に東海道線を見ながら、ゆっくりと坂道を上がっていった。手元の時計で大垣との高度差は100m前後だったが、実際はこれ以上に感じられた。




−ここから滋賀県−



大垣を発ってから約1時間、関ヶ原駅に到着した。ここまで走行56km。駅前のコンビニで休んでいると、逆方向から自転車の集団がやってきた。特に話しかけられることもなく、話しかけることもなく終わったが、彼らはどこへ向かっていたのだろうか。

関が原を出発し、滋賀県へ向かった。大きく下って新幹線をくぐったあと、また上りが続く。ここで滋賀県山東町の表示を発見。
…このあともこんな調子でアップダウンが続く。周りは山だったので、少しアップダウンの勾配がきつく感じられた。

左手に名神高速道を見ながら、しばらく走り、大きく下った後に米原ICを通った。この先を左折し、国道8号線に沿って進む。


米原駅付近を通ったのが15:25。まだ昼食を食べてないので、もうかなり腹ペコだった。新幹線が止まる米原に行けばさすがに何かあるだろうと思ってここまで我慢していたのだが、全然ない。何もない。一体このあたりには何があって新幹線が停車するのだろうと本気で考えてしまった。  


しかたなくそのまま走り続け、彦根の手前の大きな上りを越えてトンネルを抜けた後、左手にバーミヤンを発見。迷わず入った。
このバーミヤン、信じられないくらい空いてて、私たち以外に客がいなかった。スタッフも事務所で休んでいたような雰囲気だった。
そんなことはお構いなしにぼくらは食事、そしてお決まりのオレンジジュースである。

バーミヤンで1時間ほど休んで、隣のローソンで凍ったスポーツ飲料を買って出発。もう17時になるところであった。ここまで走行82km。そろそろ日が落ちて走りやすくなってくるころである。


引き続き、国道8号線に沿って走る。特に大きなアップダウンもなく、狭い道でもなく、順調に距離を稼いでいった。 
      
17:40に愛知川を通過、走行95.6km。ここはひたすら進む。

安土町に入ったところで新幹線と交差し、右手に新幹線が走る形になった。ちょうど真横に新幹線の盛土がある。
と、そこにはロッテの滋賀工場があった。一応写真に収めてみた。


  
−ロッテ滋賀工場−                    −間もなく日の入りです−



すぐに新幹線とは離れていった。そろそろ日の入りの時間である。
左手には田んぼが広がっていた。右を見ると、陽がもう沈もうとしていた。


さらに先へ進む。途中の五個荘町のコンビニで水を調達。栗東方面へ向かう。このときはもう辺りは暗くなっていた。

野州川を越えて、手原駅付近で栗東方面へ右折した。


新幹線と交差し、東海道線の上を越えて琵琶湖へ向かう。途中、霊仙寺の弁当屋で夕食を買っていき、さらに走ったところでコンビニを発見したのでそこで明日の朝につまむものと今夜のお酒を買っていった。

このあたり、全く人気がなく、往来する車もまばらであった。地図によると琵琶湖まで数キロ走らなければいけないので、もう到着した気分になっていた私たちにとってはとても長く感じられた。

街灯もほとんどなかったので、LEDライトを補助的に使ってみたらこれが意外と明るかった。


さて、琵琶湖に突き当たったあとは右折して烏丸公園を目指す。これも事前調査により快適に夜を過ごせるらしいので、今日の寝床とした。
琵琶湖湖畔にはベンチや公園らしき風景が薄暗い中確認できた。いざとなればそういったところで一夜を明かすことも不可能ではないだろう。

時刻は21時になろうとしていた。セブンイレブンの明かりに照らされ、烏丸公園の入り口が見えてきた。公園の入り口には、チェーンが張ってあったが、車止めだと勝手に解釈し、自転車を押して入り、寝床を探した。


今日以降は天気予報によると晴れるらしいので、特に屋根は気にしなかったが、駐車場やいろいろ回って探した。噴水らしきもののある公園に戻り、少し奥に入ったところトイレがにあった。公共のトイレとは思えないほどきれいだった。


とりあえず先ほど買った弁当をベンチで食べる。サドルではないところに腰掛けるのは久しぶりであった。

食後、ごみをまとめ、自転車を少し公園の奥に移動。ひな壇のように三段にブロックが置かれている場所を発見。ちょうどトイレの近くであった。
今日はそこを寝床にすることになった。近くに明かりがあり、しかも他のところより高さがあって目立ったので、虫より人間が怖い私にとって不安要素であったが、その心配は1時間後に緩和されるのである。


場所を決めた後一段高くなった所に自転車を置き、さらに一段高くなったところに私たちは寝床を作った。段差があったが、ちょうど自転車が陰になってくれたので少し安心した。

さて、近くのトイレにはもちろん水がある。その水と空のペットボトルを使って簡易シャワーにした。…シャワーといってもトイレで汲んだ水を外でかぶっただけなのだが。
軽く髪と上半身を洗う。…洗うというより拭いたといったほうが正確だろうか。すっきりしたところで、身の周りを整理して、床に就く。


今日の走行は130km。出発の時間を考えれば妥当な走行距離であるといえる。

と、突然、辺りが暗くなった。…照明が消えたのだ。どうやら22時をすぎると照明が消えるらしい。噴水の辺りは点いていた。トイレの照明はさすがに消えなかったので、逆にトイレが目立ってしまっている。トイレに来た人がこっちに気づいて悪戯してこなければいいが。

寝袋に入ったのは23時頃であろうか。乾杯した後だったのですぐ眠れるかと思ったが、ko-1といろいろ話をしていた。最後に時計を確認したのが1:30だった気がする。きっとこの辺りに眠ったのだろう…。

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