京都〜鳥取自転車旅行 -4日目-
<2007.6.30-7.3 Sat-Tue>
2007/7/3(水) 兵庫県美方郡香美町〜鳥取県鳥取市〜(輪行)神奈川県藤沢市
旅館を10時ちょうどに出発。天気は雨。
近くの観光スポットが旅館の部屋に置いてあり、目ぼしいところに寄ってみようかとも思ったが、今回の目的である鳥取砂丘の時間がなくなってしまいそうだったので、とりあえず鳥取へ向かうことにした。

-(左)香住駅を見る (右)香住駅前-
今日は日本海側を山陰本線に併走するようにして走っていく。道は昨日に引き続き国道178号線だ。予想距離は鳥取砂丘までおよそ50km。ただ、地形的にアップダウンが激しいのでそれなりに時間がかかりそうだ。
気温は24℃と程よい感じなのだが、なにぶん雨なので蒸し暑い。上りは風がほとんど無いので…というか、スピードが出せないので余計に蒸し暑さを感じる。
香住から+100m程の坂を越えて鎧へ。間もなくすると、有名な余部鉄橋が遠くに見えてきた。
「さようなら余部鉄橋、ありがとう余部鉄橋」とメッセージが書かれたアーチをくぐると、余部鉄橋が間近に見えてくる。
この記事をアップした今日の2008年4月6日まで、餘部駅裏に展望台が設置されていた。ここは、撮影スポットとしても有名である。
ちなみに、余部鉄橋は2010年の完成を目指した架け替えが予定されているため、橋梁付近は工事中であった。
余部鉄橋には10:45に到着。走行は8kmであった。
鉄橋の下には、既に数人の見物人がいた。
さて、肝心の列車はいつ通るのだろうかと、持っていた時刻表をめくる。…お、実はちょうどいい時間帯。といっても、昨日旅館にいるときにある程度通過時間を見ていたので、計画通りといったところではあるが。
列車が近づくと、鉄橋に伝わるジョイント音が辺りに響き渡る。
ちょうど、上下線、両方を見ることができた。
よく見ると、鉄橋の下には列車の通過予想時刻が書かれていた。さすが、見物人に配慮した看板だった。

-余部鉄橋-
さて、先を急ごう。
この先は桃観峠が控えている。山陰本線を跨ぎ、ひたすら上っていくが、線路は早々とトンネルになってしまう。
峠の最高点は+130mであった。ここから爽快な下りで距離を稼ぐ。
浜坂駅に着いたのは12:00、ここまで21kmであった。
この付近、とにかくゴツゴツしている。…路面が、ではなくて、地形が。アップダウンがところどころにあり、一定のペースで走れない。一旦上りに差し掛かってしまうと重さでペースがかなり落ちてしまうので、休憩他コミコミで10km/h程度になってしまう。
浜坂を越えた辺りから右の膝が痛み出した。この先、まだまだ峠が控えており、ここで無理をするわけにはいかない。

-断崖絶壁を縫うように道が走っている-
浜坂から諸寄、居組にかけては右手に海、左手に断崖を見ながらの走行である。20〜50m程の軽いアップダウンが続く。居組から先、鳥取県境にかけては物凄い上り坂となった。写真にあるように、走ってきた道が眼下に見えるような急勾配である。地図上の移動はほとんどなく、くねくねと何度もカーブを描きながら走っていく。

-(左)ほぼ真下に走ってきた道が見える (右)港が遠く見える-
居組の港が遠く見えるようになり、しばらく走ると峠となる。見た目のインパクトよりも高度はそれほどでもなく、+100mほどであった。急勾配というところが精神的に痛い。さて、その先しばらく下り基調で走っていくと、鳥取県へ。ここで13:00、走行は50kmであった。

-鳥取県へ-
鳥取県に入って間もなく、駐車スペースがあり、景色も良かったので休憩を兼ねて昼食にした。持ち合わせのパンであるが、これで腹ごしらえをする。
ここから東浜の様子が一望できる。地図上では浜の近くを走ればショートカットになるのだが、高低差の関係もあって、海岸線まで一旦下がる浜側よりも、国道の山側を走ったほうが結果的に楽な感じがした。
引き続き先へ進む。
浦富海岸へ到着。ここから海岸線とは一旦お別れし、国道178号線に沿って進む。
しばらくすると、左手遠くに幹線道路が見えてくる。国道9号線だ。今走っている国道178号線が大きく左に曲がって合流する形になる。ここが最後の上りになりそうだ。

-国道9号線に合流する手前では、小畑古墳群に関する看板がある-
ここを越えると、いよいよ鳥取砂丘へ。
案内板に沿って岩戸海岸方面の県道を進む。が、海岸線に出てからが意外と長く、いわゆる観光ポイントとしての鳥取砂丘はかなり先であった。この辺りで、膝の状態が芳しくない。かなりの痛みが走る。残りは鳥取駅までの走行なので、致命的ではないと思う…。
さて、大きく上った先に、お土産屋などの観光施設が見えてきた。ようやく到着である。ここで14:35、走行は50kmであった。付近には観光客向けに広い駐車場も整備されていた。
自転車を止めて、砂丘へ歩いてみることにする。
広い。
ドラマや映画の砂漠シーンの撮影にも使われているということで、妙に納得。目の前の丘まで歩いている人の列がとても小さく見える。
海岸線近くの丘まで歩いてみる。大きく積もっている砂の丘を上ると、波打ち際が眼下に見えた。見下ろすくらいの高さがあった。
平日にもかかわらず、観光客はそれなりにいる。バスが何台か駐車場に止まっていた。
地元の人だろうか、一人で来てたそがれている人もいる。斜面に腰を下ろして、しばし海を見つめていた。

-鳥取砂丘 人が彼方に見える-

-鳥取砂丘 とにかく広い-
せっかくなので、ラクダに乗って…といきたいところだが、かなり値が張る。悩んだ挙句、結局写真を一緒に撮ってもらうことにした。鳥取砂丘のラクダは写真を撮るのにもお金がかかる。1回100円だった。しかし、他の被写体を撮ったときにうっかりラクダが入ってしまう場合もあるかと思うのだが、その辺はどうなんだろ。
さて、一通り雰囲気を味わったところで、お土産を買い込む。観光地ということで、お土産を売っている店はたくさんあったので、適当に買い込む。今回の旅行はそれほど荷物は多くなかったので、サイドバッグの容量にも余裕があり宅配便を使うことなくもって帰れそうだ。
おみやげを買ったところで、持ち帰る荷物が確定したので、サイドバッグを整理する。おみやげ屋の前で一時荷物を広げて整理。今回は4日間ということだったので着替えも少なく、お土産を大量に買い込んでもすんなり入った。あとはバランスだけとればOK。
15:45に鳥取砂丘を出発。鳥取駅へ向けて残りの行程を走る。距離にしておよそ7km程度。実はこの時点でかなり膝の痛みが増していたので、できるだけ負担のかからないように走る。と言っても、砂丘エリアからは若干下りなので、なんとか辿り着けそうだ。
鳥取市街地の詳しい地図を用意していなかったのだが、道路の案内板を頼りに駅へ向かう。引き返すことなく駅にすんなり到着。既に確保してある特急の発車時間まではかなり余裕があるが、前回新潟でかなり焦った経験から、今回は十分な余裕をもって作業を開始した。

-鳥取駅前-
いつものように駅前で通行人の邪魔にならないところに置き、自転車を解体する。
ハンドルも外したが、30分程度で輪行袋に収めることができた。車中での飲み物を調達して、ホームへ向かう。
ここからは、鳥取17:23発のスーパーはくと12号に乗り、智頭急行経由で姫路へ向かう。
京都まで乗っても良かったのだが、姫路でわざわざ下りるのはひかりレールスターに乗るためである。
姫路着は18:54。次のひかり478号の発車まで1時間20分もあったので、駅構内でお土産を見て、カレーそばを食べる。

-(左)姫路駅構内の招ダイニング (右)カレーそば-
姫路20:14発ひかり478号に無事乗車。ここから終点の新大阪まで30分の旅。
快適な車内だった。目の前には個室もある。

-(左)ひかりレールスター700系7000番台 (右)個室も用意されている-
新大阪は20:44着。ここで20:56発のぞみ50号へ乗り換え。

-(左)航空機のようなデザインの500系 (右)車輌側面は丸みを帯びている-
のぞみ50号は500系が充当されている。もともとはこの500系に乗るために帰りの時間を合わせていたと言っても過言ではないくらい、注目の車輌だった。この旅行の時点で、将来500系によるのぞみの大幅な減便が計画されていることから、今のうちにということで、照準を合わせた。
事実、2008年3月15日のダイヤ改正で500系の東海道乗り入れは大幅に減少。また8両編成化により山陽区間でのこだま運用への格下げなど、数奇な運命を辿りつつある車輌でもある。
特徴的な先頭車の車内を見たかったので、先頭の16号車へ。
喫煙車だったが、そこは一時の我慢ということで乗る。
新横浜に23:10着。在来線に乗り換えて、日付が変わった後に帰宅。
-------------------筆者より-----------------------
鉄道のイベントがきっかけで、それに自転車旅行がついてきたという企画の旅行でした。
新型新幹線のN700系をはじめ、山陽区間でのひかりレールスター、500系新幹線など、みどころを押さえての旅程となりました。
品川駅の騒ぎは鉄道イベントとしてはおなじみというか、新車一番列車特有の雰囲気が出ていて楽しかったですね。
さて、自転車の方はというと、最終日にかなり膝に痛みがきていたということ以外は、概ね順調にいったのではないでしょうか。
ただ、3日目の有料道路での経路変更にはやられましたね。楽できるかと思っていたら林道を通ることになってしまいました。これも地図を用意していたのであまり大きな問題にはなりませんでしたが。もし無かったとしても携帯電話があるのでなんとか解決できたと思います。
山陰地方はアップダウンが激しいですね。小刻みに上り下りがあるので、一定のペースで走り続けるということができないので、距離の割に疲労が大きい気がします。
最近は長距離を走っていないので、体力を維持しながら、次の計画を立てようと思います。
(2008/04/06 まるえもん@管理人 旅行記原稿著)
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