長野自転車旅行 -3日目-
<2009.5.7-9 Thu-Sat>


2009/5/9(土)  長野県佐久市〜長野県長野市 (80.6km)




ホテルを9:30に出発

天気は快晴。
今回の旅行で、ようやく涼しい風が吹く爽やかな天候になった。
昨日までは雨に打たれながら…というよりも撃たれながらと言ってもいいくらいの雨だったので、今日の天気はまさに「自転車日和」だった。


出発してまもなく、佐久平駅を通過する。国道の交差点から離れていたので、敢えて寄らなかった。
そのまま道なりに進む。

川沿いの低地を走るしなの鉄道を大きな橋で渡り、軽井沢方面と長野方面への分岐点となる国道18号線との交差点へ到着。ここから、長野方面へ左折。

この先、小諸駅前を通る国道141号線が左折方向へ伸びているが、今回は18号線を走っていく。


        
-(左)小諸市へ入る        (右)コックピット-


小諸市に入って、ふと沿道の表示を見ていたら、「坂の町」と書いてあった。
…坂道嫌いの私にとってはイヤーな表示。
実際のところは、国道の右方面が上り坂、左方面が下り坂、国道に沿って長野方面が下り坂になっているので、実質の走行にはほとんど問題なかった。


        
-(左)小諸市内にて。何を我慢するのだろうか。給油?   (右)海野宿の入口。中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿駅として開設された-


少し面白い看板も発見しつつ、小諸市内をひたすら走っていく。何度も書いているが、基本的に道は下り坂なので、走行は全く問題ない。
心配していた膝の方も特に違和感なく、長野駅まではリタイアすることなく走れると思う。

途中、信濃国分寺を通った。
なんでも、三重塔が重要文化財に指定されているそうで。僧寺と尼寺が隣接している数少ない寺院ということだが、そういったところの知識がない私にとっては、それほどひきつけられるものではなかった。
ということで、走っている間にキョロキョロしただけで、特に立ち寄ることもなくスルー。


まもなく、上田の市街地へ入っていく。
18号線は大きく東にカーブしているが、駅前の様子を見るため、線路に平行に走る形で進んでいく。


        
-(左)上田駅に到着        (右)長野新幹線-


11:25に上田駅に到着。ここまでの走行は30.8kmであった。
国道から一旦離れて駅前まで行ってみたのだが、国道から上田駅までは下り坂。また戻るときに坂を上らなければいけないので、若干後悔した。

城下町ということで、上田城を観光しようかと思ったが、あまり興味をそそられなかったので、そのまま先を急ぐことにした。

このあたりは、若干の向かい風が吹いていたが、20km/hのペースを維持しながら快調に進む。
陽が射していて暑さを感じるものの、カラッとした風が吹いているため、汗はすぐに乾き、不快な感じではない。


途中、ちょうどお昼の時間になったので、屋代近くにあったベイシアのマックで昼食にした。
ここで12:45、走行距離は51.9kmだった。
ショッピングセンターの一角にあったので、子連れの家族や中高生が多く、にぎやかな店内であった。
カロリー補給も兼ねているので、ダブルクォーターパウンダーのセットを食べる。1000kcal以上あり、午後のエネルギーはこれで満たされそうだ。
13:25に出発、長野市街地まではあと少し。


        
-(左)長野市へ入る        (右)都会の2車線道路-


まもなく、長野市へ入る。引き続き国道141号線を走る。
下り坂はかなり緩やかになってきている。

残り20kmを切り、旅の終わりに寂しさを感じるようになってきた。
ふと左右を見ると、いかにも盆地らしい、両側遠くにそびえる山々が確認できる。
ここまで走ってきて、脚もそろそろ悲鳴を上げてくる。
以前のような膝の刺すような痛みではなく、どちらかというと疲労からきている痛みのように感じた。

長野市街中心部は道路が2車線になっており、気がついたら、いつもの都会の雰囲気がする幹線道路の様相になっていた。
ここから、どこへ行こうかと考える。

時刻は14時を回ったところ。帰りの新幹線は18時発あたりを見込んでいるので、3時間ばかり自由時間がある。
信号待ちの間などを利用して、携帯で長野駅周辺の観光スポットを探してみた。
時間の関係であまり遠くへも行けないので、近場で選んだ結果、オリンピック記念館と善光寺へ行くことに決定。
まずは駅から遠いオリンピック記念館へ行き、善光寺で時間ぎりぎりまで滞在することに。

長野駅付近から東方向へ進むと、立派な建物のM-WAVEという施設がある。その中に、オリンピック記念館が併設されている。
また、長野オリンピックではスケートの会場として使われ、現在もスケートリンクとして利用されている。
到着は14:45、あまりゆっくりと見ている時間はないが、中に入ってみる。


        
-(左)オリンピック記念館に到着        (右)今日は運良く開放日だった-


入り口の案内をよく見てみたら、どうやら記念館は開放日が土日祝日との事。
今日は運良く開放日だったが、コレ、気づかずに閉館日に来ていたらかなりツライかも。中心部から結構な距離があったので。


        
-(左)公式アイテムの数々        (右)本物のカーリングストーンを実際に持つことができる。…重い-


中の展示は無料で見学ができる。
当時の新聞記事や、映像が流れており、長野オリンピックの熱気と感動を思い出す。

なお、記念館の中には売店があり、スノーレッツのイラストがあしらわれた公式グッズが販売されており、ここへ行けばまだ手に入る。

正味30分ほどでざっと見学を終え、善光寺へ向かう。
ここから善光寺まではおよそ30分。この先、長距離の移動はないのだが、あえて飛ばすこともないので、ゆっくりと駅方面へ向かう。

長野に来てから気づいたのだが、7年に1度の御開帳ということで、善光寺は相当混雑をしているらしい。
たまたまとはいえ、このような機会に来れたのは良かったと思う。


        
-(左)仁王門        (右)参道-


30分ほどで善光寺に到着。時刻は15時前。2時間くらいで撤収することにしよう。…というよりも、17時でこういうところは終わりではないかと思った。
駐車場のおじさんに駐輪場の場所を聞いたら、話の流れで駐車場の空きスペースを貸してもらえることになった。
入り口から近いところだったので、非常に便利に使わせていただいた。


        
-(左)山門。御開帳の時は上に入ることができる        (右)回向柱-


かなりの人込みだ。
土曜日ということもあってか、参道は観光客でごった返していた。

お土産屋のおばちゃんも呼び込みの声に力が入る。



        
-(左)回向柱、デカイ        (右)参拝券-


とりあえず、御開帳なので、この時しか拝むことのできない前立本尊に手を合わせるため、参拝料を払って本堂の中へ。
しかし、かなりの人出のため、進むのにも時間がかかってしまい、前立本尊を拝んだだけで、この先のお戒壇めぐりまで行くことができなかった。
近くの授与品所で、回向柱のお守りを購入。まさに回向柱のミニチュアだ。

右の写真にある「参拝のつぼ」のパンフレットには、8つの参拝のツボが書かれているが、結局のところ、前立本尊を拝んで、回向柱に触れ、回向柱のお守りをいただくくらいしかできなかった。
…5つもやり残した。
それは、7年後に再びということで。


そうこうしているうちに時間が来たので、長野駅へ向かう。
できれば、うどんでも食べて帰りたいところだったが、そこまでの時間が確保できなかったので、ここは我慢して駅へ。

17:10に駅に到着。今日の走行距離は80.6kmであった。
駅前のお店でお土産や新幹線でのつまみなどを買って、恒例の解体作業を始める。


        
-(左)長野駅前        (右)解体完了-


とりあえず、乗る予定の新幹線の発車時刻までは30分あるので、大きなトラブルがなければ無事に解体できる計算だ。
長野〜東京間「あさま」の指定席券を持っていたが、寝台券からの乗車変更をかけていたため指定席の変更がきかないので、自由席に乗ることにしていた。
指定券に記載の列車はすでに発車してしまっているという事情もある。

大きな駅なので、当然駅前は賑わっている。しかし、広いのでごみごみした感じはなく、解体スペースは用意に確保できた。

自転車の解体自体は問題なく進んだのだが、解体作業中に近くに座っていたおばちゃんに話しかけられ、周囲の騒がしい若者を見て「最近の若い者はチャラチャラして…」という半分愚痴めいた話を一方的に聞かされたのが、若干の障害になったくらいか。
あまり無下に話を切るのもはばかられるのだが、こと列車の発車時刻が迫るとこっちも気が気じゃない。
ということで、結局は新幹線の時間があるからと言ってそそくさと立ち去るのであるが。


大きな駅はバリアフリーなので自転車も運びやすい。
エスカレーターで駅舎へ上がり、みどりの窓口で乗車券を買っていざホームへ。

長野新幹線仕様のE2系に乗り込む。
幸い、座席最後列のスペースが空いていたので、自転車と荷物の一部を置く。

新幹線は18:07発あさま544号。
2時間弱で東京駅に到着する。長野も近くなったものだ。近いうちに、北陸方面へ延伸・開業する見込みとのことだが、その暁には北陸方面へ自転車で行ってみたい。そしてついでに北陸新幹線を試乗するのもいいかなと思う。


        
-(左)E224-8        (右)ロゴマーク-


東京駅から先は、在来線に乗っていつもの帰宅ルート。
22時、無事に帰宅。



-------------------筆者より-----------------------
甲信方面へ足を伸ばしてみました。
山梨へは、富士山へ行ったときに山中湖方面からのアプローチをしましたが、今回は中央線沿いを走りました。
とにかく笹子峠が相当インパクトありましたね。
旧甲州街道の勾配といい薄暗い雰囲気といい、新たな世界を垣間見た気がします。
また、2日目の上りは堪えました。約45kmをトロトロと延々上っていったあの時間は、とにかくじっくりと進むことの大切さを改めて認識しました。
体力のある人はもっと早いペースで一気に上がってしまうんでしょうけど、そこまでは出来ないので。
3日目は2日間の雨が嘘のように晴れ渡り、最高のコンディションでした。下り坂基調に爽やかな風と、これがずっと続いてくれればいいのにというくらいでした。また、善光寺の御開帳は圧巻でしたね。回向柱、一度見てみて下さい。次は2016年です。
道中、つらいことはあれど、帰ってきてこうして旅行記を書いていると、また旅立ちたくなるんですね。
さて、次はどこへ行こうか。
(2009/09/29 まるえもん@管理人 旅行記原稿著)
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